ホノルルタワー火災、母子含む3人死亡

ヒュー・ジェントリー著

3 分で読めます

ホノルル（ロイター） - 金曜日、炎がホノルルの高層ビルの3階を吹き飛ばし、母親と成人した息子を含む3人が死亡したと当局者とメディアが発表した。

ロンドンで死者を出した高層ビル火災から1カ月から1日後、36階建てのマルコ・ポーロ集合住宅で発生した火災では、濃い黒煙が街に降り注いだ。

ホノルルのカーク・コールドウェル市長は記者団に対し、火災発生から４時間後、消防士らが近くのバルコニーから炎に放水し、現地時間午後６時半（土曜０４３０ＧＭＴ）ごろに鎮火したと語った。

「下を見ると、もうもうと煙が立ち上っているのが見えた」と住民のロン・キアロティーノさんは語った。 「3人の女性の叫び、懇願、うめき声​​が5分から10分間連続して聞こえましたが、その後聞こえなくなりました。」

ホノルル・スター・アドバタイザー紙は、火災が発生した26階で亡くなった3人には母親と成人した息子も含まれていると報じた。 他に少なくとも12人が負傷したと付け加えた。

マヌエル・ネベス消防署長は記者団に対し、建物にはスプリンクラーシステムが設置されていなかったと語った。 「もしこのアパートにスプリンクラーがあれば、間違いなく、火災は発生源のユニット、つまり火災が発生したユニットに抑えられるだろう」と彼は言った。

100人以上の消防士が消火活動に取り組み、警察官が部屋ごとに捜索を行っているが、この作業には数時間かかる可能性があると同氏は付け加えた。

スター・アドバタイザー紙によると、この建物は市がスプリンクラーシステムを義務付ける前の1971年に建設されたという。

ロンドンでは6月14日、24階建てグレンフェルタワー棟で火災が発生し、少なくとも80人が死亡した。その建物も1970年代に建てられ、スプリンクラーシステムはなかった。

金曜日にオンラインに投稿された画像には、オレンジ色の炎が複数の階で燃え上がり、窓から破片が落ちてくる様子が映っていた。 ホノルルでの火災の原因については直ちに報告はありませんでした。

火災発生時に建物内にいた72歳の居住者カレン・ヘイスティングスさんは、「私たちは皆、できる限りの助けをしようとしていた…しかし火災が発生し、燃え広がるのが見えた」と語った。

スター・アドバタイザー紙によると、消防士１人と住民４人が病院に運ばれ、他の住民８人が現場で治療を受けた。

ハワイ赤十字社はツイッターで、ボランティアらが近くの公園で住民の世話をしていると発表した。

ホノルル警察はツイッターで、火災によりマンション前の主要道路が通行止めになったと発表した。

ロサンゼルスのダン・ウィットコムとミルウォーキーのブレンダン・オブライエンによる追加レポート。 編集：クラレンス・フェルナンデスとアンドリュー・ヘヴンズ

当社の基準: トムソン・ロイターの信頼原則。